講座「近江学」の記録
「近江学」を学ぶ
近江学研究所では、豊かな文化資源に恵まれた近江を多角的にとらえるために、「近江学」と名付けられた講座を開講しています。この講座は成安造形大学のカリキュラムの中に含まれる教養科目群に位置づけられ、ものづくりを基本とする学生の発想力や想像力を支えようとするものです。
また近年、地域の再評価、地域からの発信ということで地域学が一層盛んになりつつあります。本学の所在する滋賀県も、琵琶湖や比叡山、信楽焼など全国的にも著名な自然や文化遺産が数多く守り伝えられています。しかし、それら以外にも未だ充分には知られていない数多くの自然や文化資源を近江の地は保有しています。近江のもつ豊かで個性ある文化を再確認し、次代を支えていく学生たちに伝え、今後の創造的な活動に結びつけていくことが本学の果たすべき教育の一つであると考えています。
「近江学」を開講して平成20年度が2年目となりますが、近江の歴史や芸術、民俗、自然など、さまざまな分野に及ぶ幅広いテーマを設定し、それそれの分野で活躍されるエキスパートを講師として招聘しています。これまでに本学の教員としては木村至宏本学学長(近江学研究所所長)をはじめ教員4名、外部講師としては嘉田由紀子滋賀県知事や写真家の今森光彦氏など14名の方々にご講義をお願いしました。このうち、地域貢献の一環としまして8回分については公開講座として一般の方々にも聴講していただきました。滋賀県の知の集積としての「近江学」全20回分の講義概要を以下のとおり報告します。
加藤賢治(近江学研究所研究員 教学課長)





